冬期講習会の時には、入間キャンパスのロウバイ(蝋梅)が見頃を迎えました。
冬に咲く花としては珍しいロウバイ。透き通るロウ細工のような花びらと芳香が特徴的です。
本年度の附属高等学校の冬期講習会が、入間キャンパスにて昨年12月24日(木)から26日(土)までの三日間開催されました。
本講習会のカリキュラムは、音楽をより広く深く学びたい皆さんのために構成されています。
参加した皆さんは、個人レッスン・授業(ソルフェージュ)・音楽講話を受講し、入試説明会に参加していただきました。また、本講習会では本校の生徒による演奏会「在校生によるコンサート」も実施しました。
今年度の音楽講話は、附属高等学校で指導にあたっている伊東光介教諭が担当されました。
本校においては、ソルフェージュ・音楽理論・音楽史の指導にあたっています。
東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業し、作曲家でもある伊東光介教諭は、CM・TV・映画音楽等に携わるだけでなく、ラ・フォル・ジュルネ オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2011「キッズ・プログラム」・入間市主催「こども音楽大学」・埼玉県主催「彩の国音楽学校」・NPO法人「あっちこっち」主催の「こどものためのワークショップシリーズ」など、音楽の楽しさ・深さを伝えるべく多岐に渡り企画・講義・公演を行っています。また、三味線や尺八、筝、日本舞踊にいたるまでの邦楽との共演を始め、独自のスタイルによるパフォーマンスを展開し続けています。
音楽講話のテーマは、「音楽で物語を感じてみよう」です。
「冬休みの宿題はやりましたか?」の先生の問いかけで始まった本講話。
その問いにふさわしいオペラを今回は題材として取り上げました。
ラヴェルのオペラ「子供と魔法」です。
このオペラには、大切なモチーフである「子供」と「ママ」が登場するわけですが、その変化を中心に様々な場面を鑑賞しながら、スコア上の分析を含めた解説が行われました。
本校の生徒による演奏会「在校生によるコンサート」のプログラムは以下の通りです。
バリトン独唱(3年) Pf.(3年)
A.カルダーラ : たとえ つれなくても
W.A.モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」より 伯爵様、踊れるのでしたら
フルート独奏(3年) Pf.(3年)
G.ユー : ファンタジー
ピアノ独奏(3年)
L.v.ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
第3楽章 アレグロ マ ノン トロッポ
全国から講習会に参加していただきありがとうございました。